今日の一冊「沈黙博物館」小川洋子,著

今日は、ワリと評判がいいっぽい、「沈黙博物館」を。

小川洋子、初〜中級。
こういう発言を、小川洋子作品を読み始めて、まだ日の浅い私が言っていいものなのか、すこし迷いますが、
非常に小川洋子的な作品です。
小川洋子作品には、よく使われるキーワードのようなモノがいくつかあるのですが、
それがほとんど使われることなく、それでも非常に小川洋子的だと感じました。

題の通り、と、言ってはなんですが、
「沈黙」が全体的なテーマとして置かれています。
「語らないこと」「語られること」に標準を合わせて物語が進んでいきます。
一切、個人名が使われないのも印象的で、
そこにあるフワフワとして、それでいて何処か不穏な空気も素敵です。

あ、今度っから、毎回こうやって書評書くことにしました。
いい加減に慣れないといけない、感想文を書く練習ね。