毒書の日々

久しぶりに京極夏彦を再読して過ごしています。


普段愛読してる京極が「どすこい。」と「百器徒然袋」なせいか、
シリアスな京極が格好良くてしょうがありません。
ってか百鬼夜行シリーズも、初期と最近でキャラ変わったなぁ、と。
何より榎木津がちゃんとコミュニケーションとれるくらい常識人だ。
百器徒然袋の
「あ!馬鹿がいる!!」とか
「勧榎木津懲悪だ!」とか
そういうカッ飛んだばかりの榎木津じゃなくて、ちゃんと格好いい。
こんな初期榎木津でも、
初めて読んだときには充分に変人キャラだと思えたのだから、慣れは恐ろしい。
他の探偵一味の面々も、それぞれ変わってる気がします。
京極堂がわりとフランクだったり。
何より木場の旦那が格好良すぎます。
一挙手一投足がハードボイルドで痺れる。
後のような四角い顔のコワモテキャラ、じゃないですね。
この頃の旦那なら榎木津に、
「顔が四角いから手を使わなくても逆立ちが出来る」
なんて言われなかったでしょうに。


ちなみに我らが関口さんは、むしろ初期からあんな感じだったんだなぁ、と。


しかし、クソ重い京極文庫を抱えてるせいで、どうやら肩を壊した模様。
右肩に終始激痛が走ってます……仕事が出来ん……