今月のまとめ

今月は沢山買ったなぁ……
散財散財……
@5日:
Megadeth "So Far, So Good... So What!"
@17日:
The Agonist "Once Only Imagined"
The Faceless "Planetary Duality"
Meshuggah "Chaosphere"
My Dying Bride "The Angel And The Dark River"
@25日:
Elis "God's Silence, Devil's Temptation"
Morbid Angel "Covenant"
Mors Princium Est "The Unborn"
Sirenia "The 13th Floor"


9枚かぁ……買いすぎだろ。


Megadethは、実はあんまり聞き込んでないです……
Megadeth、初期スラッシュ勢の中じゃかなり好きなのですが、
 如何せん、今月は色々買いすぎてしまったので……)
ブッコフで1000円だったので、ついうっかり買ってしまいました。
MegadethはYouthanasiaしか持っていなかったのですが、
今回のアルバムでは、とんがってた頃のMegadethで格好良かったですよ。
ムス様も昔はワルだったんだなぁ、と。




The Agonistは凄いです。ええ。凄いです。
一応ジャンル的にはゴシックメタルになるんでしょうか?
ゴシックにありがちなモロ「きれいきれい」な感じではなく、
わりとガッツリした中に、暗い耽美な雰囲気がまとわりつく感じです。
珍しい女声デスボイスをメインに据えているのですが、
さらに珍しい、ってか他に知らない、地声を活かしたグロウルが格好いいです。
クリーンも格好いいお姉様!
んで、これだけ特殊なボーカルを擁していながら、器楽隊もちゃんとしてます。
それなりに。


5曲目"Trophy Kill"から
9曲目"Void Of Synpathy"までの流れが神懸かり過ぎてます。
ぼーいどーぶしんぱーしー
ただ、最後2曲は要らん様な……




The Facelessは、まぁそれなり。
この日は他のCDが凄すぎたので、相対的にインパクトが薄いです……
前にAkeldama買ったときも、他の面々が濃すぎて初めはインパクト薄かった……
全作Akeldamaと較べると、より一層面白いことやってるなぁ感は強いのですが、
ちょっとブレちゃってる気もしないでも……
聞き込んでハマるのを待ちます。




Meshuggahも大当たり。
先月Nothingを買ってギョッとしてしまった私ですが、
このChaosphereは、わりと聞きやすくて、適度に聞きにくくて最高です。
レビューでは「(Meshuggahにしては)まとまり過ぎてる」と言われてるのですが、
しかし、まぁ、こんなんで「まとまってる」バンドって一体……


全体的には、Obzenよりわずかに聞きにくい程度。
Obzen、凄く(?)聞きやすい曲もあったからなぁ……
"Sane"なんかは、シングルカットされてるだけあって、聞きやすいながらも格好いい!
今回買ったのはリマスター版だったのですが、
名曲と言われる"Future Breed Machine"のリミックスが何曲も入ってて凄いです。
凄いんですけど、原曲持ってない。
ただ、2つ目のリミックス"Futile Bread Machine"は……
和訳して「役立たずのパン装置」……
この人ら、天才か馬鹿かで言ったら変態なんだろうなぁ……


そうそう、今更ながらですが、
MeshuggahのフレドリックがDarkaneの"Insanity"にゲストで出てることを知りました。
そう言われて改めて聞いてみると、確かに6曲目に変態が紛れ込んでる……




My Dying Bride。
えー、「聞くと死にたくなる」と評判のバンドの、最も鬱な名盤だそうで……
どこかで「死ぬ意欲さえ無くなる」「死んだ後の曲」とも……
その評判の凄まじさにビビリながら聞いたのですが、
こりゃ確かに死にたくなるわ。
ファンがちゃんと生存してファンを続けていられるのが不思議なくらい……


1曲目"The Cry Of Mankind"から全力で自殺させにかかっているかの様な鬱の音。
ひたすら終末的なメロディーで、しかも12分も続きます。
なんという……
そして2曲目"From Darkest Skies"では絶望以外湧かなくなります。
悲鳴にしか聞こえないバイオリンが何とも悲劇。
その後もひたすら鬱。
しかもこいつらの曲って長くて、一番短い曲でも6分半です。
自殺幇助で訴えられても可笑しくないレベル。
5曲目"Two Winters Only"はお葬式。もしくは埋葬式。
ついに絶望すら無くなりました。おめでとう。
6曲目、エンディングの"Your Shameful Heaven"は、
比較的真っ当なヘヴィナンバーなのですが、
どういったわけか激しさが全て悲しさに変換されるという……


あー、後で同じく名盤とされる"Turn Loose The Swans"も買おう。




Elisは今回は1st。
方向性を模索してるんだなぁ、感はありつつも、
この時点からも正統派ヘヴィメタル+美麗ゴシックという図式。
サビーネ嬢の美声としっかりした器楽隊。
言うことは、ない。




ってか、段々書くの疲れてきた。




Morbid Angelは次作のDominationと較べて、おどおどろしさが薄い?
スローなbpmに異常な密度のドラム、
気持ちの悪い威厳のあるギター、
生々しいボーカル、と、まぁMorbid Angelですね。
Morbid Angelは聞いてる内にどんどんはまるので、これからが楽しみです。




Mors Principium Estなんですが……
次作のLiberation = Terminationは持っているのですが、
ソングライター変わった?と思ってしまったくらい変わってますね。
でも、誰かと問われれば、やっぱりモルプリだよなぁ、と。
格好いいのですが、垢抜けない感じがしますね。




Sirenia。
美貌の新ボーカル・アイリン嬢を迎えての新アルバム。
発売待ってCD買ったのなんか久しぶりだ……


「Sirenia Ailyn」でググると勝手に画像検索までされるという……
ニュークリアの中の人たちも「そういう方向」で推してるんだなぁ、と。
ちなみに、1曲目"The Path To Decay"のPVがYoutubeに上がってるのですが、
前半がまるまる「アイリン嬢がごろごろ寝っ転がってる」というPV。
ごろごろ寝っ転がってるだけで絵になるヘヴィメタルボーカルもどうかと思いますが、
そんなPVで売り出すバンドとレコード会社もなぁ……
ちなみに、
アイリン嬢は、見た目には色っぽいお姉ちゃんですが、
ボーカルとしては可愛らしすぎる、女の子感バツグンの声をしています。
この声は反則だろうがよ……
「ボーカルの声が可愛い!」で買ったCDと言えば、以前買ったLeave's Eyesもなのですが、
Leave'sのリヴ嬢は「可愛いお姉さん」でしたね。巨乳で。
あれ、肩凝るだろうなぁ……


さて、話を戻して。
もうひたすらに可愛くって、
聞いてるだけで「俺をLed Astrayしてくれ!」なSireniaですが。
何せ、他メンバーが一切妥協してないところが凄いです。
アイリン嬢を最大限に活かし、自分達もフルパワー。
シンフォ感もポップ感も、取り入れながらもちゃんとヘヴィメタル
とは言え、ゴシックですし、同じゴシックでもElisよりは甘いですが、
これでもっとゴツかったら野暮ったくなってしまうという、
そういうギリギリのバランスを見極めきっている。
要するに、上手い人たちなんですな。
男声ボーカルの実力は、今まで聞いたフィーメル系ゴシックではダントツ。
以前Elisの男声ボーカルが格好いいと書きましたが、
それでもたまに「いや、ここには要らんだろ」という箇所もありけり。
で、Sireniaにはそれがありませんよ。
グロウルに頼らず、多彩な声を使いこなしてる点も素晴らしいです。
ってか9曲目"Sirens Of The Seven Seas"ではメインボーカルになってますし。
低音クリーンボーカルのエロさが異常。
何なんだこの色っぽい男声ボーカルは。