道程想々

最近、考えているのですが。
来年になると研究室に配属になるため、
今年のうちに何処に入るかを決めなきゃけないのですね。
研究室に入る=専攻する分野を決める&教授を決める
ってことで、
要するに、研究者になる以外に道のない私にとっては、
研究室を決めるのは将来を決めるのと同義なんです。


今のところ、候補に挙がっているのは3つ。
たまに話題にしているO教授、M准教授、W教授。
教授の人柄だけで選ぶなら、ダントツでW教授なのですが、
彼の研究分野は、私の興味の範囲からは少々離れている。
研究分野ならO教授なのですが、
彼はあと数年で退官なので、私が学生でいる間に放り出されてしまうという。
オマケに、研究分野が進化学なので、需要がやたら少ない。
大学や純粋に学術的な研究所じゃなきゃ、需要はゼロに近いんじゃないかと。
企業が進化学者拾ったって、使い道がないもんなぁ。
とにかく、どこかの大学に拾ってもらえない限り、二進も三進も行かなくなる。
言わば、今後の人生が台無しになる危険性が、他に比べて非常に高い。
研究分野はドンピシャなんだけどなぁ。
M准教授は、研究分野的にも比較的興味のある分野で、
まだワリと若い人なので、途中で放り出されることもなさそう。
さらに、研究分野は遺伝学で、これなら企業の研究所でも拾ってくれそう。


普通に考えたらM准教授が妥当な線なんでしょうけど、
やっぱり私は進化学を捨てることは出来ないかも……
とは言え、一か八かの大博打を打つのも怖い……
あと、W教授の人柄も捨てがたい。
上司として、まさに理想の人なんだ。


結局、自分で決めるしかないんでしょうけど、
それでも、重いよなぁ……
理想を求めて大博打に出るか……
妥協して安穏な道を選ぶか……
最適な環境を取るか……